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屋台板の妖怪【燈無蕎麦】伝承や物語・正体を考察!

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「燈無蕎麦」とは、燈無蕎麦は東京都墨田区に現れたとされる屋台板の妖怪です。

灯無蕎麦と表記される事もあり、店先の行灯に火を灯すと、灯した人に不幸が起こるとされています。

「燈無蕎麦」の伝承

主に「本所七不思議」と呼ばれる怪談で語られています。

本所南割下水付近には二八蕎麦屋があり、その内の一軒だけ行灯に火が灯っていなかったそうです。客人が親切心で火を着けたもののすぐ消えてしまい、客人が家に帰るとその家では凶事が続いてしまったと伝えられています。

「燈無蕎麦」の物語

江戸時代の本所南割下水付近には二八蕎麦屋が軒を連ねていたとされ、その内の一軒だけ蕎麦の香りもするのに店の主人がいなかったそうです。

店先には行灯が出ているので、見かねた客人が行灯に火を灯しましたがすぐに火が消えてしまいます。何度やっても消えるため、気味が悪くなって家に帰ると家人が死んでしまう等の凶事に見回れてしまった、という話が伝えられています。

「燈無蕎麦」の正体

燈無蕎麦の正体はキツネやタヌキに化かされたという話が一般的です。浮世絵師である歌川国輝は「本所七不思議之内 無灯蕎麦」という作品を世に出していますが、燈無蕎麦の燈籠の上に黒毛のタヌキが乗っており、客人を驚かせています。

不思議なのは「店主がいない事を知っていて、行灯に火を着けようとした客人の家だけ」が不幸事が続いているのです。この客人とされる男性は、店主が留守の状態の蕎麦屋に忍び込んで蕎麦を盗んだのではないでしょうか。

そして自宅で調理して家人達に振る舞ったものの、その内の何名かが蕎麦アレルギーを発症してしまい、次々に命を落としてしまったのではないでしょうか。

昔はアレルギーは認知されていなかったので、このような事が起きたら呪いか何かと思い込んでも仕方ないと思います。

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