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昭和に妖怪?【がしゃどくろ】伝承や物語・正体を考察!

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「がしゃどくろ」とは、戦や旅路で無念の死を遂げた者や埋葬されなかった死者の強い怨念や骨が集まって生まれた巨大な骸骨姿の妖怪です。

「がしゃどくろ」の伝承

がしゃどくろは強い怨念の集合体であり、その怨念は人を見つけると猛然と襲いかかって握り潰したり食い殺してしまう程とされています。

この時のがしゃどくろの体からは、自らを形成する多くの骨が動くため「ガシャガシャ」と鳴ると伝えられています。

「がしゃどくろ」の物語

実はこの妖怪は昭和中期に作られた妖怪と言われており、現代に伝わる姿は浮世絵師・歌川国芳の作品「相馬の古内裏」に描かれる巨大な骸骨がモデルとされています。

この作品は「善知安方忠義伝」という本が題材となっており、その中で「瀧夜叉姫」が骸骨の妖怪を大量にけしかけるシーンを一体の巨大骸骨にして描く事で見る者に絶望や恐怖を掻き立てます。

「がしゃどくろ」の正体

がしゃどくろの正体は無念の死を遂げたり野垂れ死んだ者、埋葬されなかった者達の強い怨念とされています。

物語の中で瀧夜叉姫が使役した骸骨の妖怪ががしゃどくろであれば、大きくは無くても数は多い、聖書に語られる「我、多数なり(レギオン)」に近い存在と考えられます。

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