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不気味な妖怪【いそがし】伝承や物語・正体を考察!

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「いそがし」とは、「百鬼夜行絵巻」に描かれている妖怪で、青みがかった肌にはだけた着物、口からは舌を出した姿をしています。

「いそがし」の伝承

詳しい伝承はなく、名前と姿だけが語られる妖怪です。

しかし、水木しげる様が書かれた「妖怪博士の朝食」というマンガでは憑き物の1種であり、いそがしに憑かれてしまうと落ち着きがなくなるとされています。

「いそがし」の物語

詳しい物語はありませんが、先にご紹介した「妖怪博士の朝食」によると、取りつかれた者は忙しなく動き回るようになり、とにかく落ち着きがなくなってしまいます。この動き回る事が安心に繋がるのです。

しかし、大人しくさせると悪い事はしていないのに「悪い事をした」という謎の罪悪感があるそうです。

「いそがし」の正体

とにかく動き回りたい妖怪・いそがしですが、この正体は忙しなく働く人を滑稽に描いた物ではないかと思います。

顔色が悪くなり着物がはだけ、舌が出る程疲れているのに働く、そんな人の姿に見えてきます。この「いそがし」はもしかしたら現代にたくさんいるかも知れません。

体力も精神も限界なのに何か働いたり動き回ってしまう、休んだりじっとしてると周りに迷惑かもと思ってしまったあなたは、もしかしたら既にこの妖怪に取りつかれているのかも知れません。

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